公益財団法人 日本アウトワード・バウンド協会

アウトワード・バウンドとは
アウトワード・バウンドは世界中に学校があります。
より良い人材、より良いコミュニティ、そしてより良い世界を創造することを目的に、
教育活動を実践しています。

 

A ship in harbor is safe,
but that is not what ships are built for.
 

港に停泊する船は安全である。
しかし、そのために船が造られたのではない

 

羅針盤をイメージしたシンボルマーク

“Outward Bound” の元々の意味は、出航の24時間前に船に掲げられる旗を示します。その航海をまさに人生の船出と考え、人生という大海原への出航準備のための教育を行う機関がアウトワード・バウンドです。すなわち・・・
困難に対してまっすぐに向き合い、乗り越えるまで努力を続け、自らの力で成功体験を得ること。将来の人生に対する姿勢や人に対する思いやりの心を育てること。それが、社会のためになるという考えのもと、世界各地で人間教育を提供する活動を行っています。 

 
 

   私たちの使命

【アウトワード・バウンドの使命】

The Mission of Outward Bound Centers worldwide is:
To help people discover and develop their potential to care for themselves,
others and the world around them through challenging experiences in unfamiliar settings.

世界のアウトワード・バウンドの使命は、
非日常的な環境でのチャレンジングな体験を通して、人々が自分に秘められた可能性に気づき、自分や他者、
そして社会をよりよくしていくため、大切にしていくための力を育むことを使命としています。

【アウトワード・バウンド 世界共通の基本理念】

奉仕、努力、不屈 / To Serve To Strive not To Yield

【世界的教育機関・アウトワード・バウンド】

近年はアジア,中東,東ヨーロッパの開校が増えています

アウトワード・バウンドは、1941年にイギリスで発祥した世界33ヵ国220箇所以上の拠点を持つ非営利の冒険教育機関です。

 

 

 

 

【日本のアウトワード・バウンドについて】

2017年4月にスタートしたOBJ関西校

日本においては、1989年に長野県小谷村で常設校を開校しました。それ以来、約34年間で3万5千人以上の方々がアウトワード・バウンドのプログラムを体験しました。
アウトワード・バウンドは主に自然を舞台にしたチャレンジングな冒険活動に取り組み、そこから自己に秘められた可能性や他人を思いやる気持ちなどの豊かな人間性を育むことを目的に活動しています。

 

 

 【Outward Bound Japanのミッション】

「人生の質を変える経験を提供する」
それは、社会にでる前の青少年には、「出航準備」。
すでに社会に出ている人には「自己の生き方の再構築」を意味するものです。

【Outward Bound Japanの育成観】

“Outward Bound Japan”は、5つの心を育みます。
1、冒険心溢れる好奇心
2、折れない精神力
3、不屈の探求心
4、自己信頼 (自立と責任)
5、社会・環境・人への思いやりの心

【Outward Bound Japanの教育の在り方】

“Outward Bound Japan”が教育の在り方として大切にしているものは
1、体験学習(頭での理解ではなく体験を通して学ぶ)
2、自然環境(自然環境の持つ教育力を生かす)
3、非日常(日常ではない体験を通し、日常を観る)
4、冒険(精神的なチャレンジを伴う体験)

【Outward Bound Japanのスタッフの行動規範】

“Outward Bound Japan”のスタッフが大切にする、行動規範・価値観は
1、勇気 (逃げることのない姿勢で取り組む)
2、信頼 (参加者との信頼、スタッフ間の信頼を大切にする)
3、高潔 (自己にも、他者・社会へも恥じることのない生き方)
4、共感 (参加者に対する共感的理解)
5、協力 (相互に生かし生かされる関係の構築)

 

アウトワード・バウンドの起源

アウトワード・バウンドの冒険教育プログラムは、イギリスの海運業で働く船乗りが、第二次世界大戦中の北大西洋で生き残るためのトレーニングが始まりでした。
1941年、イギリスのある海運会社ではドイツ軍の攻撃で多くの商船を失い、多くの船乗りが命を落としました。救命ボートに乗り込み、命拾いをした船乗りもいましたが、驚いたことに若い船乗りの生存率は、体力的にも劣る年配の船乗りの生存率よりも低かったのです。ローレンス・ホルト(海運会社の社長)はドイツ生まれの教育者、クルト・ハーンにこの事を伝えました。
ハーンは、若者には経験が足りないがゆえにいざという時、肉体的にも精神的にも追い詰められた時に自信が持てず、簡単にあきらめてしまっていると考えました。年配の船乗りには、救命ボートで大海原をさまようという厳しい状況で生き残るための十分な経験と、その経験に裏打ちされた確かな技術や知識、そして何よりも「内なる強さ」を持っていたのです。

ハーンは、この問題を解決しようと、若い船乗りが危機に直面した時、より的確に、強い気持ちをもって対処できるようにトレーニングするため、世界初のアウトワード・バウンド・スクールを設立しました。
彼のトレーニングは、強靭な肉体や様々な技術を身につけるためだけのものではなく、自分や仲間の命を守り、絶対に生き残るという強い気持ちを持つための、野外体験型の教育プログラムでした。
このような始まりから、戦後アウトワード・バウンドは、様々な対象者に開かれた青少年教育プログラムとして世界中に広まっていきました。現在、世界33カ国に、約220箇所の拠点があり、1年間で25万人を越える方が、アウトワード・バウンドのプログラムに参加しています。

 

アウトワード・バウンドの原点

創始者・クルト・ハーン (Kurt Hahn、1886年–1974年)

アウトワード・バウンドの原点は、創始者・Kurt Hahn(クルト・ハーン)の教育実践家としての生き方と考え方にあります。

“It is the sin of the soul to force young people into opinions – indoctrination is of the devil – but it is culpable neglect not to impel young people into experiences. “

「大人が子どもたちに考え方を強いるのは間違っている。しかし、経験を強いるのは義務である」

“Outward Bound” の創始者・Kurt Hahn(クルト・ハーン)の言葉です。
人がどう生きるかは、自ら気づくものであり、大人が植えつけたり教えたりするようなことではない。大人がすべきことは、より深く強い体験をする機会を与えることであるとクルトハーンは信じて、様々な教育活動を実践してきました。

クルト・ハーンの「ザーレムの七箇条」

アウトワード・バウンド・スクールの創始者・クルト・ハーンがドイツの次世代を背負う青少年の教育を実践するために設立した全寮制の学校・ザーレム校、その教師たちにとっての教育の根幹が、このザーレムの七か条でした。
*なお、ここでいう「子ども」とはティーンエイジャー(13歳~19歳)を指しています。

1.子どもたちに自己発見(セルフディスカバリー)の機会を提供すること

全ての少年少女たちはその内に崇高な情熱を持っており、しばしばそれは奥深く隠れていて、終生認識されないことすらある。教育者たるものはそれを精神分析的手法などによって、発掘しようなどと努々考えてはならない。それらは子どもたちひとりひとりが様々な活動や経験に深く関わっていく時に、自ずと顕されてくるであろう。
ひとりの子どもが“自分へと”到達しようとする時、そこに我々は喜びの叫びを聞き、最も根源的な部分からの幸福の表出に心踊らされることであろう。

2.子どもたちに勝利と敗北とを味わわせること

生徒に絶えること無く成功の経験を与え続け、彼の内に個性と才能が開花することを待つのも可能であろう。そして、彼に幸福な気持ちを与えることもできるかもしれない。しかし同時にそのとき教師は、その子どもが人生の戦いにおいて失格者となるよう運命付けることになる。ザーレムの教師たる者は子どもたちの強さと共にその弱点をも見出さなくてはならないと信ずる。生徒をして失敗する可能性のあるような活動に取り組ませよ。
そしてその失敗を隠し立てしてはならない。彼に敗北を克服することを学ばせよ。

3.子どもたちに、公共の益のため無私となる機会を提供すること

年の若い者にさえ共同体にとって決定的に重要であるような課題に取り組ませよ。そしてその初めから彼らに宣言せよ。
『君は乗客ではなく船員のひとりである。我々は君達に、それが怠慢に行われるならば国家をも揺るがす恐れのあるような責務をも委ねる』

4.沈黙の時間を与えること

クェーカー教徒達の偉大な伝統に従え。今日ある世代の者たちが先達たちの静寂と黙想との習慣を自分のものとしない限り、彼らは破壊的で神経を衰弱させるような文明社会によって瞬く間に、そして未熟なままに蝕まれてしまうであろう。

5.想像力を育くむこと

子ども達の想像力を呼び覚まし、それを用いる場を提供せよ。さもなくば、それらはあたかも使われない筋肉がそうであるよう、退化してしまうであろう。その場、その時に重くのしかかってくる誘惑や刺激に打ち勝つ力は、今この時に身につけるのでなければ後の人生においても得ることはできない。そしてその力を得るための鍵は、自分の将来における計画や希望、そして恐れをどれほど今この時に明確に想像できるかどうかにかかっている。
自分を甘やかす者が往々にして持ち合わせないもの、それは未来へのビジョンである。

6.競合、競技に重きを置くこと。しかしそれに支配されないこと

競技者たちが常に表彰台に上がれてしまうのなら、彼らはもはや困難を学ばない。挑戦者がその栄冠を逃す時、まさにその時に、彼の人間としての尊厳が回復されるのである。

7.富と権力とを受け継ぐ家庭の子らを、生きる力を剥奪するような“特権”から解放すること

彼らが、日々の生活を送るのにさえ困難を覚えるような家庭の子ども達と共に、心躍る学校生活を分かち合えるようにせよ。ほかのどんな学校にも創り上げることができない我々の伝統。それは学生の3割が、簡素なだけでなく困難な生活を送る家庭から来ており、そのような環境の中で厳格かつ喜びにあふれた自己訓練の時が全学生に享受されるということである。

 

公益財団法人日本アウトワード・バウンド協会 協会概要

■ OBJ本部/協会事務局/関東校

〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル2階
代表E-mail: info@obs-japan.org
TEL: 03-5834-7227
FAX: 03-5834-7122

■ 目的

公益財団法人日本アウトワード・バウンド協会は、アウトワード・バウンドの教育理念(奉仕・努力・不屈)に
基づき、自然環境の中にある挑戦の機会を提供し、その体験をとおして、青少年に自己の可能性を発見さ
せるとともに他者に対する思いやりの心や協調性など、人として持つべき社会性を育み、以って児童また
は青少年の健全な育成を図ることを目的とする。

■ 事業内容

この目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)アウトワード・バウンドの教育理念の普及・啓発事業
(2)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

■ 歴史

・1988年7月 日本アウトワード・バウンド協会 事務局設置
・1989年4月 長野校開校
・2006年2月 財団法人認定(文部科学省所管)
・2009年4月 美方高原自然の家運営開始
・2014年4月 公益財団法人認定(内閣府)

■ 主たる役員
名誉会長   近衞 忠煇 (日本赤十字社 名誉社長)
会長     稲澤 宏一 (弁護士)
理事長    西島 大祐 (鎌倉女子短期大学部 初等教育学科 准教授)

※現場スタッフ紹介はこちらをご覧ください。

■ 事業所

【長野校】
〒399-9601 長野県北安曇郡小谷村北小谷10650(集落名/大網:おあみ)
TEL: 025-557-2211

【尼崎市立美方高原自然の家】 指定管理受託施設
〒667-1532 兵庫県美方郡香美町小代区新屋1432-35
E-mail: sora@obs-mikata.org
TEL: 0796-97-3600  FAX: 0796-97-3602

※各事業所へのアクセス・マップはこちらをご覧ください。

※公益財団法人としての、情報公開はこちらをご覧ください。

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