“アドベンチャー”(冒険)という言葉を聞くと、思わず身をひいてしまったり、自分とは無縁なものという想いをお持ちの方が多いと思います。
Outward Bound Schoolのセルディスカバリー・プログラムには、体力や活動経験がないために“冒険”というものに不安を抱えている人から、自分の限界にチャレンジしよういう人まで、様々な人がいろいろな想いを持って参加しています。
そして、そうして集まった人たちが、冒険活動を通して自分の中に秘められた力や可能性に気づいたり、仲間と共に挑戦する中から、本当の自分を見つけていきます。
信州セルフディスカバリー(自分発見の意味)7日間コースは、北アルプスでの登山遠征のほか、清流での沢登りやロッククライミングなど、信州ならではの大自然を舞台に繰り広げられるダイナミックなコースです。
自然の中で自由にノビノビと、思いっきり羽根を伸ばしチャレンジしてみて下さい。
いつもと違う自分、そしてすばらしい仲間に出会う機会がそこにあります。
この夏、一生に一度の冒険の旅へ。

▶コース基本情報

【日程・コース】
2024年 9 月 10日(火)~ 9月 16日(月)
 北アルプス北部エリア、アウトワード・バウンド長野校(長野県小谷村)周辺 
  ロッククライミング、沢登り、北アルプス縦走プログラムを通し自己と向き合う

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【対象】  16歳以上の健康な方  
【定員】  8名 (最少催行人員5名)
【参加費】  135,000円(税込)
   学生料金115,000円(税込、大学、大学院、専門学校、高校等に在学の方 ※要申請)
【上記参加費に含まれるもの】
コース中の食材費・宿泊関連費・交通費・装備費・指導料・傷害保険料

【集合・解散地】JR大糸線・平岩駅
集合時刻:12時30分、解散時刻:13時50分
*上記時刻は、首都圏や関西圏等から朝出発で間に合う・夜までに帰宅できる、時間設定です。
  自家用車で参加も可能です。長野校にて駐車可能です。

【申し込み締め切り】
コース開始日の1か月前まで、それ以降はメールにてお問い合わせください。
先着順ですのでお早めにお申し込みください。

【必要な装備等について】
クライミングや登山の専門装備・団体装備は貸与します。
個人的に準備いただくものは、
・登山に使う靴(ハイキングシューズでOK)と登山専用ソックス(厚手のウールやポリ素材)
・雨具フード付き上下(防水透湿素材・ゴアテックス推奨)これは期間中3000円でレンタルも可能です。
・ヘッドランプ
・山用アンダーウエア上下(冬に使っている防寒下着、ただしレーヨン素材が含まれるものは不可)
*寝袋、マット、登山用ザック、ヘルメット、ハーネス等すべて貸します。(参加費に含む)
気になることはご相談ください。

【必要な体力について】
登山では7時間程度、歩くことになります。
あまり体を動かしていない方は、これを機に1日30分で良いですので、
身体を動かすことに慣れてください。気になることはご相談ください。

【コース中の宿泊について】
6泊7日間のうち、長野校内の宿舎での宿泊を3泊、
山や森のキャンプ地での宿泊を3泊予定しています。
長野校泊の場合、シャワー等が完備しており、節目で2回ほど近くの姫川温泉や来馬温泉に行き入浴する予定です。
キャンプ地では原則、入浴はできません。ぜひ、そんな経験もアドベンチャーならではだと考えてください。

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本コースのイメージビデオはこちら、インスタグラムのリール映像が開きます。
セルフディスカバリー映像

【セルフディスカバリーコース/参加者の声】*年齢は参加時点の年齢です。
■三つの景色が心に焼き付いています。「青木湖、いかだの上で見た蛍」、「カヤックの練習途中、みんなで横に繋がってただ流されていく川からの景色」、そして「登山遠征の最終日、木立の間から見えた日本海」どの景色も挑戦したからこそ見えたものです。心から感動しました。
参加する前は部活動を引退したことで燃え尽きた感じがありました。コースの中で少しずつ、ありのままの自分を受けとめることができてきました。コース終えたときは挑戦することが楽しいと思えていました。そして4か月がたち、今まで生きてきた23年間で、今この時が一番楽しいと思えるようになりました。実は今は「やりたい」ことが多すぎて困っているほどです。
コースに参加して180度自分が変わったと思っています。人目を気にして自信のない自分が、今を大切にするようになり、失敗を恐れず挑戦し続ける自分を求めています。目標も明確になり、周りを明るくさせる太陽のような女性になることを目指して生きています。
ここでの時間は私にとって宝物になりました。アウトワード・バウンドのスタッフたちが私たちのことを真剣に考えて向き合ってくれたことが、ありのままの自分を受け止めるきっかけでした。本当にありがとうございました。
(女性23歳、大学生/セルフディスカバリー15日間参加・コース後4か月後の手紙から)

■尊敬する人(仲間たち、インストラクター)に出会いました。素晴らしい人たちでした。最終遠征の前の話し合いで、とことん本音を打ち明け、語り合ったあの時間は、皆が人のことでなく、自分のことでもなく、みんなのことを自分のこととして真剣に考えていた。その中に自分がいることがうれしかった。
あの真剣さが日常の人との関係の中にあるだろうか? 日常ではどれだけ自分をごまかして生きているかにも気づいてしまった。
これから、「本当に大事なところで、自分の思いを絶対にごまかさない自分になる」それを教えてくれたのがこのアウトワード・バウンドでした。
(男性23歳、大学院生/セルフディスカバリー7日間参加)

■7日間、携帯電話のない自然の中にいて気づいたこと
1、ネット社会の怖さ。SNSに頼りすぎて生のコミュニケーションがなくなり、会話の力がない自分に気づいた。
2、自分が便利な生活環境にいること。すべてが便利で頼りすぎている。不便なほうが脳を使うことに気づいた。
3、自然の変化。標高が高くなると生き物、植物が変わる。雨・風の冷たさ、太陽の温かさ、実は星はいっぱいあることに気づいた。
4、仲間と過ごす時間のかけがえのなさ、ずっとこの時間が続けばいいと思っていた。
5、どんな状況でも楽しめる結構タフな自分、何気なく生活していて自分からアクションしていない自分、苦手な人だと感じると関わるのを逃げる自分、人が支えあって生きることを手伝いたいと思っている自分
刺激を求めてここに来たのですが、間違いなく刺激的でした。自分、人、自然の面白さに気づきました。みんなありがとう。
(女性、21歳、大学生/セルフディスカバリー7日間参加)

■日常では言わない「自分の気持ち」を言葉にしてみると、今まで気づかなかった簡単ではない自分の気持ちに気づいた。
「人の気持ち」を聞くことは、自分に大きな影響があることに気づいた。相手の価値観を理解しょうとすればするほど、自分の価値観を問われていくことに気づいた。これから、意志を持つ人、それを自分の言葉で伝えられる人になりたい。
(男性、18歳、公務員/セルフディスカバリー7日間参加)

■コースに参加する前は、目の前の目標に全力で立ち向かえず、「自分のやりたいこと」って何だろうとか、他の可能性はあるのかなと迷ってしまう時もありました。
コースの遠征中もはじめはそうでした。与えられた自分への課題なのにどうしてもしっくりこなくて、ハッキリ言って「なんでこんな無謀なことしなくちゃいけないの?」と30%位思っていました。
たぶんどこかで「曖昧でもいいや」「何とかなるだろう」的な思いがあって、ほどよく手を抜くことに慣れて生きていたからだと思います。それでも何とかなっていたことが多かったのも事実です。
そんな自分が、チームの1人でも欠けてはいけない大自然の中、途中で引き返せないという状況で、目の前のゴールに向かってあそこまで全力になれるとは思っていませんでした。あんなに頑張れたんだから、日常でも課題や苦手としていることから逃げない人間でありたいと思いました。
社会人として、自分のやりたいことだけをやっていられるような甘い状況ではないけれど、死ぬ気で、本気で頑張れるまっすぐさを忘れずにいたいです。そうしたらきっと、周りの人たちとの関係も変えられるし、何より自分が「楽しい」って思える人生になると思いました。
今は目の前にある自分の課題や求められている役割をひとつひとつこなして積み上げていきたいと思えるし、以前よりも楽しく仕事ができている自分がいます。今でもできれば避けて通りたいことがあったり、実際に避けて通ることができたりもするけど、ゴールに向かってあんなにも必死に頑張れたことや、価値観の違うメンバーたちとしっかり意見をぶつけ合って、お互いをわかり合えたことで、「ここで逃げちゃいけない」と思えるようになりました。
今、あの5日間で得た自信や達成感があるから「真摯に向き合えば乗り越えられるはず」という前向きな自分がいます。
(女性25歳、看護師/セルフディスカバリー5日間参加)

■参加前は楽しみよりも不安のほうが大きかったです。しかし7日間はあっという間で、今は終わるのが寂しいです。初めて会う人とこんなに密に話し合ったり、濃くかかわったり、普通にはできないことだと思います。今までにないほど心が動かされた7日間でした。
私自身、そういう人生を送りたいと思っていました。人や自然や社会とかかわる中で心を動かすこと、そこから影響を与え合う生き方。そういう生き方を求めていました。自分だけではきっと気づけなかったことに気づく体験でした。
(女性、33歳、団体職員/セルフディスカバリー7日間参加)

■年齢を重ね、経験が増えると同時に思考がパターン化している自分に何となく気がついていました。決して日々が充実していないわけではありません。常に目標を持ち、仕事をしていたにも関わらず、若い頃に感じていた躍動感、身体の奥底から溢れ出てくるエネルギーを感じることが少なくなっていました。そんな私がコースへの参加を決めたのは、仕事の忙しい時期でした。成果が出ているのに、心が満たされない理由を探しにアウトワード・バウンドに足を踏み入れたのです。
1日目のロッククライミングで、「登りきれなくても仕方ない」と自分への言い訳を考えながら登っている自分に出会いました。登りきった後には、登れる体力があるのに、初めから逃げ道を用意しながら登っている自分の弱さに悔しさが込み上げてきました。
2日目の登山では「自分に絶対言い訳をしない」と誓って登っていました。そうしたら苦しんでいる仲間の姿が見えてきました。這いつくばってでも頂上に立とうとする仲間の姿、そしてやりきった姿をみて、自分が目標を達成したことよりも、この仲間たちと共に目標を達成できたことに感激し、久しく感じることの無かった心からの達成感を感じていました。嬉し涙が止まらなくなっている自分がいました。
実は私は18歳までプロゴルファーを目指していました。そして挫折しました。その後、高卒で会社に入り、会社の支援も頂きながら大学に行かせてもらいました。支えてくれる人たちの期待に応えるべく、ひたすら頑張ってきたものの、「本当にやりたいことはなんだろう?」と真剣に考えることからは逃げていたのだと思います。アウトワード・バウンドでの悔しくてうれしい経験がそれに気づかせてくれたのです。
この春から仕事を通じて専門学校での人間教育に携わらせていただきます。自分が挫折したころと同じ18歳前後の学生たちが対象です。アウトワード・バウンドのように失敗を何度でもさせてもらえる場、本物の自分と出会えるような環境をしっかりと作って行きたいと思います。
(36歳男性・会社員/セルフディスカバリー3日間コース参加)

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